ブランクのある看護師が不安を取り除くには
どんな職業でもいえることですが、まず第一に復職するには家族の理解が必須となります。特に看護師の場合は、勤務時間が不規則なことが多く、命を預かる場ということもあり心身共に負担が大きい仕事です。勤務時間や勤務形態をどうするか家族としっかりと話し合ってから決断しましょう。十分に相談しないままに復職してしまうと、何かトラブルが起きてしまう可能性も考えられますので、慎重にいきましょう。小さい子供がいる場合には、なるべく職場の近くの保育所に預けるか託児所がある病院を選ぶようにしてください。
家族と同じように職場にも理解を得ることも重要なポイントです。特に小さい子供や介護の必要な家族を持つ看護師は、上司や同僚に理解してもらえるように家庭状況をしっかり伝えておくべきです。家庭と職場の両立に不安な気持ちがあるのなら、話しやすい仕事仲間に相談してみても良いでしょう。ただ、大変だからと周りに甘えるばかりでなく、感謝の気持ちもしっかりと伝えましょう。人間関係を円滑にしておくことで、自分が働きやすい職場に近づけることができます。
ブランクありの状態で復職する時には、誰でも不安な気持ちになるものです。離職していた間に、看護技術の細かい部分を忘れてしまうのはよくあることですので、焦らずにゆっくりと感覚を取り戻していきましょう。離職前のような感覚を取り戻すには、少なからず時間がかかることを理解し、できなくても自分を責めたりしないでください。